ホームページの目的や役割を決めたら、おぼろげながらも「どのようなサイト構成にしてそれぞれのページの内容はこんな感じに」ということが見えてきたことでしょう。では、それぞれについてしっかり煮詰めて行きましょう。
サイト構成とは、どのようなページをどのくらいの量にして、どのような階層構造にするのか?ということです。ページ数が極端に少ない場合はそれほど意識する必要はありませんが、ビジネスサイトであれば、通常は少なくとも10ページ以上の構成になると思われます。そうなると、構成について考慮する必要が発生します。
例えばこのサイトの、このページの場合“ホームページの制作構築ポイント”というカテゴリーに分類しています。それは、特定のカテゴリー(グループ)でページをまとめた方がユーザーがわかり安いと考えているからです。
一般的なホームページの事例でかんがえてみると
“通信販売サイトの場合には商品ごとにグループ分けする”
あるいは
“企業の紹介サイトでは業務内容・会社概要・連絡事項などでのグループ分け”
などが考えられます。もちろん、まったくグループ分けせずに、フラットな構成にすることも考えられます。これは業種や取扱う商品、また商品の数によっても様々な構成が考えられます。ポイントは、いかにユーザーにわかりやすい情報提供ができるのか?ということです。
このサイトのこのページは、トップページからいきなりこのページを開くことのできない構造にしています。それは、このページを読む前段階として読んでおいていただきたいページがあるからです。しかし、逆にトップページからダイレクトに開くことのできる構成もあり得ます。
ケーキ屋さんの事例で考えてみましょう。
“ケーキの紹介”“ケーキのうんちく”の2つのページがあったとします。“ケーキの紹介→ケーキのうんちく”という順番で読んでもらう場合と“ケーキのうんちく→ケーキの紹介”の順番で読んでもらう場合。そして、順番を考えずに好きなところを読んでもらうスタイルなどが考えられます。もちろん、どれが正解だということではありません。運営者側がユーザーに何をして欲しいのか・何を訴えたいのか・商品を1番理解してもらえるパターンなどによって工夫しなければならないポイントです。
サイト構成がホームページの骨組みと考えるのなら、ページ内容はホームページの肉になる部分です。いくら崇高な(?)目的を設定してサイト構成を工夫しても、肝心のページ内容がグダグダではお話になりません。当たり前と言えば当たり前ですが、ページ内容はしっかり作ってください。
ですが、パンフレットやカタログ・会社案内等に掲載されている内容をそっくりそのまま掲載するだけではダメですよ。
このようにお話しすると、案外みなさんご自分のビジネス・会社・商品のことを表現することには苦戦されます。私どもPACKサービスでホームページを制作する場合はページ内容まで制作していますので、必要と思われることは根堀り葉掘りの聞き取りをさせていただきますが、みなさんがご自分で制作される場合に行き詰まったら、第3者的な視点で考えてみてください。あるいは、まったくあなたのビジネス・商品を知らない知人に「どんなイメージをもっているか?」と聞いてみても良いでしょう。
大事なことは、それぞれのページを見たユーザーがどんな情報を欲しがっているのか?常にこれをイメージしながらページ内容を考えることです。ただし、ただ単純にユーザーが欲しがっていると思われる情報をすべて掲載すれば良いわけではありません。ここでホームページの目的が影響してきますが、問い合わせして欲しい項目などは、ユーザーが欲しがる情報の量に対して、掲載する情報量を適度に調整してあげる必要があります。
通信販売サイトなどの場合は、問い合わせというよりもダイレクトに注文していただきたいわけですから、すべての情報がサイト内で完結しないと注文にはつながりにくくなります。ところが、実店舗に足を運んでもらうことが目的のホームページなどは、情報を完結させるとホームページの目的が達成しにくくなる場合があります。
このあたりのバランスは再三お話ししますが、ホームページにどんな役割を持たせるのか?また業務内容・商品特性などを考慮しなければなりませんので、同じ業種であっても運営の考え方次第で様々なヴァリエーションが発生しますので、よく検討してください。
画像・イラスト・色使い・フォント・言葉使い・情報量の調整などにサイト全体の統一性を持たせます。普通はページ毎に使用するフォントを変えたり、極端に色使いを変えるケースはありませんが、ページ毎にビジュアル的な特徴を表現したい場合などは特定の一部分(サイトロゴ周辺など)だけは共通のフォントや色を使用する等の対策をとります。
また、ビジュアル的に統一性を乱す最も大きな要因に画像とイラストの使用量やバランスがあります。全体的には写真画像しか使われていないのに、あるページにだけイラストを使用するような場合は要注意です。ユーザーが「?」と思うような要素は極力なくすようにした方が内容に集中していただけます。
※通常1人でサイト全体の制作(もしくは原稿制作・管理)を行なう場合はそれほど問題になるケースはありませんが、複数の担当者(部署)がページ毎に制作・管理したり、ページ数の多いサイトの場合は統一性が乱れるケースがあります。解決策としては、最高管理責任者を1人決めて、それぞれの担当者(部署)からの原稿や連絡を取りまとめる管理制度をしくことが考えられます。
これは要注意です。特に専門的な業種や商品を扱っている場合など、普段何気なく使っている専門用語を頻繁に使ってしまって、素人が読むと意味不明なホームページを見たことがありませんか?
なるべく一般消費者でもわかる言葉に置き換えて文章構成することが1番の解決策ですが、専門用語を使わないと表現できないケースも当然あります。そのような場合は、用語集を設置したり、できるだけその言葉の詳細な解説を行なってください。
制作者(管理者)サイドは気づかないケースが最も多い要注意事項で、できれば知人など関係者以外の方に1度目を通していただいてチェックしておいた方が良いでしょう。
“お客様の体験談”などのインタビューを掲載する場合には必ずそのお客様の写真(モザイク等かけても可)を掲載するようにしたり、実証データ等を掲載する場合には極力政府機関の提供するものを使用するなど、演出上気をつけた方が良いことは結構たくさんあります。
いろいろな事例がありますし、声を大にしては言えないこともあるので、詳細は掲載できませんが、覚えておいていただきたいのは、私どもがこんなことを言うのも何ですが
「インターネットの世界は、ウソ・大げさ・まぎらわしいことがあふれている。」
と、いうことです。何かのキャッチコピーのようですが“ユーザーにはこのように思いながらホームページを見ている方も結構いる”と覚悟してページ内容を制作してください。これを意識していないと、せっかくいいホームページを制作しても、ユーザーに「何だかあやしい」と思われるような内容であっても気がつかなかったりします。
ホームページに限ったことではありませんが、ユーザーに安心と信頼を与えられなければ、ビジネスの場合に成功はありえません。