“やさしい”というのは、見る、あるいは見ているユーザーにとってのホームページの使いやすさやわかりやすさのことで、専門的にはアクセシビリティ・ユーザビリティと言います。
アクセシビリティとは、ユーザーが、どのような環境であっても、あるいは、どのような障害を持っていても普通に閲覧することを可能にすることで、ホームページにおけるバリアフリー化のことです。
具体的には、音声ブラウザ(読み上げソフト)を利用している方、テキストブラウザで見ている方、キーボード・マウスが使えない方など、どのような環境でも問題なくホームページの情報を利用することができるようにすることです。
これを実現するためには、正しい文章構造にして、テキストを有効利用(代替など)します。代表的な方法をいくつかご紹介しておきます。
いくつか専門用語が出てきますので、わからないものはHTMLの解説サイトや書籍などを参照してください。また、上記以外にも“文字を点滅・動かしたりしない”などのことにも注意しなければなりません。“文字を点滅・動かす”ことを希望される方は多いのですが、一部のアイコン(新着を表現する画像など)であればまだしも、文字そのものの点滅・動きは、極力避けた方が良いでしょう。
このようなことに注意して制作されたホームページは、情報のほとんどがテキスト化されます。テキストは、視覚的・聴覚的・触覚的といった様々な情報に変換することが可能となりますから、どのような環境のユーザーにもホームページ(の情報)を利用してもらうことができるようになるのです。
ホームページを訪れたすべてのユーザーに対して“正確に、伝えたいことを伝える”ことが“売上げの向上”につながります。
ユーザビリティとは、ホームページを訪れたユーザーの使いやすさのことです。上記アクセシビリティとも関係してきますが、見やすいデザインやレイアウト、わかりやすいナビゲーションやコンテンツ、またサイト内容に信頼がおけるかどうか、などへ配慮することでユーザビリティを向上させることができます。
技術だけが“ウリ”の制作者や、専門的な知識が必要なビジネスに携わる方ほど、知らず知らずのうちに陥りがちな
『“制作者”本位のホームページになっていないか?』
ということを考慮する必要があります。主な注意点は以下のようになります。
これらは、実際によくあるケースで、“1”の“スクリプト・プラグイン利用が前提”のホームページは特によく見かけます。その中でもFLASHやJAVAスクリプトのナビしかないようなサイトは、ビジネスサイトとしては非常に問題で、どのページも見ることができない状態になってしまいます。もっとひどいケースになるとコンテンツ内容そのものが全てFLASHで作られていて、プラグインがなければまったく内容がわからないホームページもあります。
また「このサイトはIE6.0以上でご覧ください」と注意書きされたサイトがありますが、個人サイトであればともかく、ビジネスサイトでは問題です。確かにIE系のシェアはNo.1ですが、それ以外のブラウザを利用しているユーザーを排除することになってしまう場合があるからです。
これでは、せっかくユーザーにアクセスしてもらったのに、貴重なビジネスチャンスを取りこぼすことになりかねません。ビジネスチャンスの喪失には“5”の“専門的な用語が多いのに用語の解説がない。”なども重要です。サイト構成・ページ内容のページでも述べていますが、これは案外見落としがちですので、注意してください。
ホームページを訪れたすべてのユーザーが“正確に、知りたいことを知ることができる”ことが“売上げの向上”につながります。
アクセシビリティとユーザビリティは、前述したようにホームページをバリアフリー化することで“人にやさしいホームページ”を作るために考慮する1つの目安です。これは、どのような環境のユーザーにも分け隔てなく見ていただける、ということに留まらず、サイトの内容を正しく正確にユーザーに伝えることで、ビジネスサイトの利益向上にも役立ちます。逆に言えば、サイトの内容を正確に伝えられなければ利益の向上につながりにくくなる、ということでもあります。
そして“人にやさしいホームページ”ということは同時に“機械にもやさしいホームページ”にもなります。人にやさしければ、機械にもやさしいわけで、機械にとってもわかりやすいホームページになります。つまり検索エンジン対策(SEO)にもなりえるのです。
アクセシビリティやユーザビリティという言葉を覚える必要はありませんが、その内容は覚えておいてください。そして、ビジネスのためのホームページ制作の際は、これを導入されることをおすすめいたします。